
こんにちは、
星の引き寄せカウンセラーの宮西まりです。
「いい人をやめたい」
そう検索して、ここにたどり着いたなら。
たぶん、もうずいぶん疲れていますよね。
どこに行っても、気を遣って。
誰かの顔色をうかがって、
当たり障りのない言葉を、必死に探して。
家に帰った瞬間に、力が抜ける。
今日もよくやったな、とは思えなくて。
ただ、どっと重くなる。
やめたいのに、やめられない。
そして明日も、同じ顔で笑ってしまう。
今日は、そんなあなたに向けて書いています。
いい人をやめたいのに疲れてしまうのは、あなたのせいではありません
先に、いちばん大事なことを書きますね。
いい人をやめられないのは、
あなたの意志が弱いからではありません。
勇気が足りないからでも、
自分を持っていないからでもありません。
「いい人をやめたい」で検索すると、
アドバイスはたくさん出てきます。
きっぱり断りましょう。
心の鎧を、脱ぎましょう。
素の自分を出せば、本当の人だけが残ります。
どれも、間違ってはいないと思います。
でも、それができないから困っているんですよね。
断ったあとの相手の顔が、先に目に浮かぶ。
素を出したら、いまの関係が壊れる気がする。
その怖さを飛ばして「やめればいい」と言われても、
やめられない自分が、また一つ増えるだけです。
だから私は、順番を変えます。
いい人をやめる前に、
やめられない自分を責めるのを、先にやめる。
疲れが減り始めるのは、いつもそこからです。
いい人をやめられなくて疲れる、3つの理由
やめられないのには、ちゃんと理由があります。
どれも、直すべき欠点ではありません。
理由1:断ることが「相手を傷つけること」に見えている
断るのが怖い人は、
断られた相手の気持ちが、リアルに想像できてしまいます。
がっかりした顔。
一瞬止まる会話。
そのあとの、少し冷えた空気。
まだ何も起きていないのに、もう全部見えている。
だから、口が勝手に「大丈夫ですよ」と言う。
これは弱さではなくて、
想像する力が、人より強いというだけなんです。
その力は、本当は優しさとして働いているもの。
ただ今は、自分を守るほうには使われていない。
理由2:気づく力が高くて、頼まれる前に動いてしまう
いい人をやめられない人は、
そもそも「頼まれていない」ことが多いんです。
誰かが困っていそう、と気づく。
気づいたときには、もう体が動いている。
頼まれてもいないのに引き受けて、
頼まれてもいないのに、疲れていく。
だから「上手な断り方」をいくら覚えても、
そもそも断る場面が来ないんですね。
疲れのもとは、断れないことよりも、
気づいてしまうことのほうにあります。
そして気づく力は、スイッチで切れません。
だから「鈍感になろう」というアドバイスも、効かない。
理由3:「本当の自分は、いい人じゃない」と思っている
これがいちばん、しんどいところだと思います。
外では、優しい人。感じのいい人。
でも家では、雑で、わがままで、面倒くさがりで。
そのギャップに、自分でぎょっとする。
「私は、みんなをだましているんじゃないか」
そう思ってしまう。
だから、ほめられるほど苦しくなる。
優しいねと言われるたびに、
本当の自分との距離が開いていく気がする。
でも、外で優しくしているあなたも、
家でだらけているあなたも、
どちらも同じ、あなたです。
外の顔は、偽物ではありません。
ただ、力を入れて出している顔なので、
長く続けると疲れる。それだけのことなんです。
(関連記事:気を遣いすぎて、疲れていませんか|「いい人」を、少し休ませてあげて)
いい人をやめなくても、疲れを減らせる3つの方法
「やめる」を目標にすると、
できなかった日に、また落ち込みます。
なので、やめなくていい方法を3つだけ。
1.やめるのは「人全部」ではなく、ひとつだけ
いい人を卒業しよう、としなくて大丈夫です。
減らすのは、たったひとつ。
たとえば、返事をすぐ返すのをやめてみる。
たとえば、幹事だけは引き受けない。
たとえば、聞かれてもいない気配りを、ひとつ手放す。
ひとつだけなら、関係は壊れません。
壊れなかった、と体で確かめること。
それがこの練習の目的です。
2.断らずに、いったん「保留」にする
はっきり断るのは、ハードルが高いですよね。
なので、断らなくていいです。
かわりに、こう言ってみてください。
「ちょっと考えさせてください」
その場でイエスを言わない。
これだけで、ずいぶん楽になります。
考えた結果、引き受けてもかまいません。
自分で決めた、という感覚が残るだけで、
同じことをしても、疲れ方が変わります。
(関連記事:「ちょっと考えさせて」という魔法|即答しない練習を)
3.誰にも見せない時間を、一日にひとつ
いつもどこかで誰かに見られている気がして、
気が休まらない。
そう感じているなら、
誰にも報告しない時間を、意識して作ってみてください。
一人で飲むコーヒーでもいい。
誰にも言わずに寄り道した、5分でもいい。
SNSにも書かない。家族にも言わない。
誰の評価もつかない時間を持つと、
「見られていない自分」の感覚が、少しずつ戻ってきます。
いい人をやめたら、人は離れていきますか
ここがいちばん、こわいところだと思います。
よく言われる答えは、こうです。
「素を出せば、本当の友達だけが残る」
言っていることは、たぶん正しい。
でもこの言葉は、
今ある関係が減ることを、前提にしていますよね。
減ってもいい、と思えるくらい元気なら、
そもそも検索していないと思うんです。
だから私は、こうお伝えしています。
実際にやってみると、
いちばん多く起きるのは「離れること」ではありません。
「相手の反応が、思っていたよりずっと小さいこと」です。
返信を半日遅らせても、誰も何も言わない。
気配りをひとつやめても、場は普通に回っている。
拍子抜けするくらい、何も起きない。
私たちが怖がっていたのは、
起きた出来事ではなくて、頭の中の想像のほうだった。
それが分かるだけで、力の抜き方が変わります。
もし、それでも離れていく人がいたとしたら。
その人はきっと、
あなたの引き受けてくれる部分とだけ、
付き合っていた人です。
つらいけれど、それは減った関係ではなくて、
もともと預けすぎていた荷物が返ってきただけ。
だから、全部を一度に手放さなくていいんです。
ひとつずつなら、確かめながら進めます。
こわくなったら、いつでも戻っていい。
「ゆるい引き寄せ」から見た、いい人をやめたい気持ち
私がお伝えしている「ゆるい引き寄せ」は、
ポジティブになる努力を、しません。
同じように、
性格を直す努力も、しません。
いい人をやめたいという気持ちが出てきたとき、
私はそれを、限界のサインとしては見ていません。
自分の側に戻りたくなったサイン、として見ています。
ずっと外に向けていたセンサーを、
少しだけ内側に向け直したくなった。
そういう時期が来た、というだけのこと。
そこでやることは、たったこれだけです。
1.「やめたい」と思った自分を、否定しない
やめたいと思うなんて冷たい、と思わなくていいです。
「そう思ってるんだね」と、そのまま置いておく。
消そうとしないほうが、早くゆるみます。
2.いい人をしてしまった日も、責めない
今日も断れなかった。それでいいです。
がんばった日は、責めるところではなくて、
ねぎらうところです。
3.疲れた日は、何もしない
何もしない日があっても、あなたの価値は減りません。
休むことも、ちゃんと引き寄せの一部です。
(関連記事:言い返せなかった自分を責めないで|今日のメッセージ)
まとめ:やめられなくても、疲れは減っていきます
いい人をやめたいのに、疲れた。
その状態は、行き詰まりではありません。
自分をすり減らすやり方では、もう続かない。
そのことに、体のほうが先に気づいたということです。
いい人であること自体は、悪いことではありません。
あなたの優しさは、ちゃんと誰かに届いています。
変えるのは、優しさの量ではなくて、
その優しさを、自分にも一滴だけ回すこと。
やめられないままで、大丈夫です。
それでも、ちゃんと軽くなっていけます。
もう少し詳しく知りたい方のために、
Amazonランキング8部門で1位をいただいたe-book
『がんばり屋さんのための 人に振り回されなくなる”ゆるい引き寄せ”』(172ページ)を
無料でプレゼントしています。
メールアドレスだけで、すぐ読めます。
疲れた夜に、お茶でも飲みながら、ゆっくりどうぞ。



