
こんにちは、
星の引き寄せカウンセラーの宮西まりです。
人に頼れない。
「助けて」と言えない。
そのことで、自分を責めていませんか。
小さなお願いなら、できるんです。
書類を回してもらうとか、荷物を持ってもらうとか。
でも、本当に苦しいときに、
いちばん話したい人にだけ、言えない。
その人が大切だから。
負担にも、迷惑にもなりたくないから。
今日は、その一番言いにくいところの話をします。
人に頼れない、助けてと言えないのは、あなたが冷たいからではありません
まず、いちばん大事なことから。
人に頼れないのは、
あなたの心が弱いからでも、
プライドが高いからでもありません。
自己肯定感が低いから、でもないと思っています。
この悩みを検索すると、たいてい同じ答えに行き着きます。
「自己肯定感が低いからです」
「頼り方の練習をしましょう」
「小さなことから頼んでみましょう」
どれも、間違ってはいません。
でも、この答えが届かない人がいます。
小さなことなら、もう頼めている人。
それなのに、本命のところだけ、どうしても言えない人です。
練習が足りないわけではないんですね。
大切な相手にほど言えなくなるのは、
その人を大事に思っている量と、ちょうど同じだけ強くなります。
近い人ほど、言えない。
遠い人には、言える。
順番が逆に見えるかもしれません。
でも、これはとても自然なことなんです。
大切な人にほど「助けて」と言えなくなる3つの理由
理由1:「助けて」という言葉が、思っているより重い
「これ、取ってもらってもいい?」は言える。
「助けて」は言えない。
同じお願いのはずなのに、この二つは重さが全然違います。
「助けて」には、
自分がもう持ちこたえられていない、という報告がくっついてきます。
言った瞬間に、相手の顔つきが変わる。
心配させてしまう。
その人の一日を、こちらの事情で塗りかえてしまう。
そこまで想像できてしまうから、言えない。
言葉が出てこないのではなくて、
その言葉のサイズが、渡したい相手に対して大きすぎるんです。
理由2:負担になった瞬間に、いなくなられるのが怖い
「迷惑をかけたくない」
そう言うとき、その下にもうひとつ、別の気持ちが隠れていることがあります。
重たいと思われたら、離れていかれるかもしれない。
大切な人であればあるほど、
失いたくない気持ちが強くなります。
だから、天秤にかけてしまうんですね。
今この人に助けてもらうことと、
この人との関係が、これからも続くこと。
そして、いつも後ろのほうを選んでしまう。
これは臆病さではありません。
その関係を、それだけ守りたかったということです。
理由3:一度出したときに、返ってこなかったことがある
これを言葉にしている人は、あまり多くありません。
人を助けるほうは、ずっとやってきた。
「本当に助かった、いつでも言ってね」と、何度も言われてきた。
それなのに、自分が困ったときに手を挙げたら、誰も来なかった。
話を聞いてもらうだけでよかったのに、それさえ叶わなかった。
この経験をした人は、次から、出す前に見積もるようになります。
どうせ来ないだろう、と思っているのではありません。
来なかったときのあの感じを、もう一度は味わいたくないだけです。
だから、口に出す手前で引っこめる。
これは学習です。
性格の問題では、ありません。
原因が分かっても、今日「助けて」が言えるようにはなりません
この悩みを調べていくと、原因を教えてくれる記事にたくさん行き当たります。
親が言い争っている家で育ったから。
手をかけられすぎて、自分と相手の境目があいまいになったから。
当たっていることも、あると思います。
読んで、腑に落ちる方もいるでしょう。
でも、そこで話が終わってしまうんですね。
原因が分かった翌日も、
その一言は、やっぱり出てきません。
原因は、過去にあります。
今日の夕方の、あの場面には届かないんです。
それから、もうひとつ。
あまり書かれていない怖さがあります。
言ってみて、それでも何も変わらなかったら。
頼んだのに状況が動かなかったとき、
言わなかったときより、ずっと苦しくなります。
その先が見えているから、黙っていたほうが安全に思える。
だから私は、原因を探すことより、
言えないまま今日をどう過ごすかのほうを、先に考えたいと思っています。
人に頼れないまま、今日からできること3つ
「頼る練習をしましょう」とは、書きません。
それはもう、じゅうぶん試した方が多いと思うので。
代わりに、頼まないままでもできることを三つ置いておきます。
1.「助けて」を使わずに、いまの状態だけ置いてみる
「助けて」と言おうとすると、口が止まります。
あの言葉は、言う側にも覚悟がいるからです。
だから、その言葉は使わなくていいんです。
「今、ちょっとしんどい」
これだけで、じゅうぶん届きます。
お願いの形になっていないので、
相手に何かをさせることにもなりません。
相手は、聞くだけでいい。
あなたも、頼んだことにならない。
その一行を置けるかどうかで、ずいぶん違ってきます。
2.いちばん大切な人から、始めない
もし練習するとしても、本命からやらないでください。
大切な人は、失うのが怖い相手です。
いちばん怖いところから始めたら、続くはずがありません。
コンビニで「袋、もう一枚もらえますか」と言ってみる。
仕事で、締め切りを一日だけ延ばしてもらう。
失っても困らない関係のなかで、
「お願いしても、何も壊れなかった」を先に積んでおく。
そのあとで、大切な人のところに戻ってくればいいんです。
3.返ってきた答えを、その人との関係の点数にしない
勇気を出して言ってみて、
相手が忙しそうだった。そっけなかった。
そういう日は、あります。
そのとき、「やっぱり言わなければよかった」と結論を出さないでください。
相手には、その日の事情があります。
あなたが軽く扱われたわけではない日のほうが、ずっと多いんです。
一回の返事で、その人との関係を採点しない。
(ひとりで耐えることが当たり前になっている方へ:もう、ひとりで耐えなくていい|今日のメッセージ)
「ゆるい引き寄せ」では、頼ることを練習だと考えません
私がお伝えしている「ゆるい引き寄せ」では、
頼れるようになることを、目標にしていません。
頼れない自分を直そうとすると、
「今日も言えなかった」が、また一つ増えるだけだからです。
代わりに、こんなふうに考えています。
1.言えない日が、あっていい
言えなかった日を、失敗にしないでおく。今日は渡すタイミングではなかった、で終わりにします。
2.頼られる側にも、うれしさがある
あなたが誰かから打ち明けられたとき、うっとうしいと思ったでしょうか。たぶん、選んで話してもらえたような気持ちになったはずです。あなたが全部ひとりで片づけてしまうと、まわりの人はその気持ちを持てません。
3.全部を説明できなくていい
事情を順番に話せないと頼んではいけない、と思わなくて大丈夫です。「うまく言えないんだけど」から始めても、話はちゃんと通じます。
(受け取ることについては、こちらもどうぞ:受け取ることも、贈りものです|今日のメッセージ)
(日々の小さなお願いが言えない方へ:人に頼るのが苦手なあなたへ|頼めないのは、弱いからではありません)
まとめ:言えなかった日々は、冷たさの記録ではありません
人に頼れない。
助けてと言えない。
そのことを、ここまで気にしてきたということは、
あなたはずっと、相手のほうを見てきたということです。
自分が苦しい最中でも、相手の負担を計算していた。
それは、冷たい人にはできないことです。
言えるようになる日は、来るかもしれません。
来ないかもしれません。
どちらでも、あなたは十分やっています。
今日は、「今ちょっとしんどい」の一行だけ、
どこかに置いてみてください。
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