
やることは、まだ残っています。
それでも今夜は、
本を一冊、そばに置いて、
お茶を淹れることにしました。
湯気が、ゆっくりとのぼっていく。
その様子を見ているだけで、
肩の力が、すこし抜けていきます。
秋の夜は、長い。
それは、寂しいことではなく、
自分のための時間が、
長く用意されているということ。
「まだやることがあるのに」という声
お茶を飲みながら、
頭の片隅で、こんな声が聞こえます。
「まだあれも終わっていない」
「こんな時間があるなら、他のことをすればいいのに」
その声に、
つい従いたくなる自分もいます。
でも、少し立ち止まって考えてみると、
その声は、誰の声なのでしょう。
自分を休ませることに、
許可を出せずにいるのは、
案外、自分自身だったりします。
ひとり時間に、罪悪感はいらない
何もせず、ただ本を開く。
ただお茶を飲む。
それは、怠けることではありません。
一日じゅう誰かのために動いていた心を、
自分のためだけに使う、
ささやかな時間なのです。
長い夜は、
そのために用意されているのかもしれません。
『ひとりの時間は、自分への贈り物』ということです。
今日は、こんなことを してみませんか?
「好きな飲み物を、いつもより丁寧に淹れる」茶葉の香りや、湯気の立ち方をゆっくり味わってみてください。
「読みかけの本を、一ページだけでも開く」進まなくていい。開くこと自体が、自分を大切にする合図になります。
「『今は自分の時間』と、声に出さずそっと心の中でつぶやく」それだけで、罪悪感がすこし軽くなります。
最後に
夜は、長くなっていきます。
それは、
自分と向き合う時間が、
それだけ増えていくということ。
やらなければならないことは、
明日でも大丈夫。
焦らず、無理せず、あなたのペースで。
今日も、あなたにとって
穏やかな時間が流れますように。
星と引き寄せのカウンセラー、宮西でした。
湯気の向こうで、
本のページが、
静かにひらかれたままになっています。



