
山あいの沢の水が、
音を立てて、流れているそうです。
今日は、二十四節気の「雨水」。
うすい、と読みます。
雪が雨に変わり、
氷がとけて、水になるころ。
かたく凍っていたものが、
ゆるみはじめる時期、
ということです。
この暦を知ったとき、
ああ、心にも雨水があるなあと
思いました。
冬のあいだに、かたまったもの。
言えないまま凍らせた気持ち。
こじれたままの、誰かとの関係。
「どうせ無理」と凍結した、やりたいこと。
かたまっている間は、
動かせません。無理にたたけば、割れる。
でも、季節がゆるむように、
心のかたまりも、あたたまれば
すこしずつ、ゆるみます。
とかすのは、少しずつ
凍ったものを急にとかすと、
あふれます。
だから、少しずつでいい。
凍らせた気持ちを、まず
「あったな」と思い出すだけ。
こじれた人のことを、
「元気かな」と思うだけ。
それだけでもう、
零度を、一度こえています。
とけた水は、春の水になって、
次の何かを、育てはじめます。
最後に
かたまっていた自分に
気づいた日が、雨水の日です。
あなたの雪も、そろそろ雨に。
今日も、あなたにとって
穏やかな時間が流れますように。
星と引き寄せのカウンセラー、宮西でした。
とけはじめの沢の音は、
春のいちばん最初の音、だそうです。
耳をすませば、あなたの中にも。
また、夜のどこかで。



