
枝の先のかたい芽が、
ほんの少し、ふくらんでいました。
今日は、二十四節気の「啓蟄」。
けいちつ、と読みます。
土の中で冬ごもりしていた虫たちが、
目を覚まして、出てくるころ、
という意味だそうです。
ただし、面白いのはここから。
啓蟄だからといって、
虫が一斉に出てくるわけでは
ないのだそうです。
気の早いのが、ぽつり。
用心深いのは、まだ土の中。
寒の戻りが来れば、引っ込むのもいる。
それでいいのだと思います。
冬のあいだ、活動をしぼって、
こもり気味に過ごしてきた人が、
春めいてきたからといって、
急に全開になる必要は、ありません。
「春なのに、まだ気持ちが
ついていかない」という方、
それは出遅れではないのです。
あなたはまだ、土の中の組。
あたたかさを、確認中なだけ。
顔を出すのは、少しずつ
目覚めは、段階でいいのです。
まず、窓を開けて春の空気を入れる。
次の週は、少し遠くまで散歩。
その次は、会いたかった人に連絡。
虫たちだって、ひと月かけて
ぼちぼち出てきます。
最後に
冬ごもりから出る速度は、
ひとりずつ、違っていい。
暦は目安で、号令ではありません。
今日も、あなたにとって
穏やかな時間が流れますように。
星と引き寄せのカウンセラー、宮西でした。
ふくらみかけの芽は、
まだ開かない分だけ、
中に春を、ためこんでいます。
あなたの中にも、きっと。
また、夜のどこかで。



