
チューリップの黄色が、
店先で、ぱっと光って見えました。
まだコートの手放せない三月に、
色だけ、先に春が来ています。
冬のあいだの服を、
思い出してみてください。
黒、グレー、茶色、紺。
冬の街は、みんなで申し合わせたように、
暗い色をまとっています。
それが悪いわけではないけれど、
色には、気分を連れてくる力が
あるのだそうです。
明るい色を身につけた日は、
気分も、少し上を向く。
だから、春のはじめの提案です。
春の色を、一枚だけ、
暮らしに入れてみませんか。
洋服が冒険なら、小物でいい。
ハンカチ一枚、靴下一足。
マグカップひとつ、花一輪。
黄色でも、桜色でも、若草色でも、
見るたびに「春だな」と思える色を、
視界のどこかに。
色は、いちばん手軽な気分転換
気分を変えたいとき、
性格や考え方から変えるのは、大仕事。
でも、色を変えるのは、今日できます。
外側の小さな色から、
内側の気分が変わっていくことは、
思っているより、よくあるのです。
最後に
あなたの春の一枚は、何色にしますか。
選んでいる時間から、もう
春は始まっています。
今日も、あなたにとって
穏やかな時間が流れますように。
星と引き寄せのカウンセラー、宮西でした。
わたしは、あの黄色を
一本、連れて帰りました。
テーブルの上が、もう春です。
また、夜のどこかで。



