
考えごとが、ぐるぐると
同じところを回りはじめたので、
途中でやめて、外に出ました。
あてもなく、二十分ほど。
帰ってきたら、あんなに
こんがらがっていた頭の中が、
少しだけ、ほどけていました。
昔から、そうなのです。
机の前で三時間うなっても
出なかった答えが、
散歩の十五分で、ふっと降りてくる。
あれは偶然ではなくて、
ちゃんと理由があるのだそうです。
歩くと、血のめぐりがよくなって、
景色が流れて、
考えが、ひとところに
とどまれなくなる。
悩みごとというのは、
同じ場所にとどまるから、
深く掘れてしまうのです。
頭で出口が見つからない日は、足を使う
だから、覚えておいてください。
考えても考えても
出口が見つからない日は、
考えるのをやめて、歩く日です。
行き先は、いりません。
ポストまで、コンビニまで、
隣の駅まで、どこでも。
歩きながら、
無理に答えを探さなくていいのです。
木の色とか、風の温度とか、
外側のものを、ただ眺めて。
答えのほうが勝手に、
追いかけてきてくれますから。
最後に
いまの季節は、
一年でいちばん、歩くのが
気持ちいい季節です。
悩みがある人も、ない人も、
この空気を、もったいながって
歩いてみませんか。
今日も、あなたにとって
穏やかな時間が流れますように。
星と引き寄せのカウンセラー、宮西でした。
足の裏から、心がほどける。
そんな不思議を、
あなたの足でも、たしかめてみてください。
また、夜のどこかで。



