
朝晩の空気に、冬の気配が混じって、
吐く息が、ほんの少し白くなりました。
カレンダーは、残り二枚。
十一月って、めくった瞬間に
「今年もあと二ヶ月」という声が、
どこかから聞こえてくる月です。
あと二ヶ月。
そう思ったとたん、
胸のあたりがそわそわして、
「何か仕上げなきゃ」という気持ちに
なりませんか。
今年やるはずだったこと。
まだ手をつけていないこと。
年内に、なんとかしなきゃいけない気がすること。
急に、追い込みモードの
スイッチが入ってしまう。
でも、ちょっと待ってほしいのです。
あと二ヶ月は、
言いかえれば、六十日。
六十回の朝ごはんと、
六十回の夜があります。
それは「残りわずか」ではなくて、
ちゃんとした、暮らしの時間です。
締め切り前の追い込みのように
駆け抜けてしまうには、
もったいない長さだと思いませんか。
追い込みより、味わい直しを
年の終わりの二ヶ月は、
新しい何かを詰め込む季節というより、
今年を味わい直す季節なのだと思います。
今年おいしかったものを、もう一度食べる。
今年よく聴いた曲を、また聴く。
今年仲良くなった人と、もう一度会う。
そうやってゆっくり歩いても、
年末は、ちゃんとやってきます。
焦って駆け込んでも、
ゆっくり歩いても、同じ場所に。
最後に
残りの日々は、追い込みじゃなくていい。
今年のあなたは、もうじゅうぶん、
今年をやってきたのだから。
今日も、あなたにとって
穏やかな時間が流れますように。
星と引き寄せのカウンセラー、宮西でした。
白い息は、すぐに消えてしまうけれど、
ちゃんとあたたかいのだそうです。
残りふた月も、そんなふうに。
あたたかく、ゆっくりと。
また、夜のどこかで。



