
お茶をいれて、ひと息ついたとき、
ふと、自分の手が目に入りました。
今日もこの手は、
ずいぶんいろんなことをしたなあ、と。
今日は、勤労感謝の日でした。
働く人に、ありがとうの日。
でもわたしは毎年この日に、
お給料の出る仕事だけじゃない働きのことを、
考えてしまうのです。
洗濯機を回して、干して、たたむ。
冷蔵庫の中身で、献立を組み立てる。
家族の予定を、頭の中で管理する。
誰かの機嫌や体調を、気にかける。
名前もつかない、数えられもしない、
感謝状も表彰もない仕事たち。
「今日は何もしていない」と言う人ほど、
実は、こういう仕事を
山ほどしていたりします。
誰も数えてくれないなら、自分が数える
見えない仕事のつらさは、
大変さそのものより、
誰にも見えていない、というところにあります。
だから、せめて自分だけは、
見ていてあげてください。
「今日もごはんを三回、なんとかした」
「今日もあの人の話を、ちゃんと聞いた」
寝る前にひとつ、数えるだけでいい。
あなたの働きの、最初の証人に、
あなたがなってあげるのです。
最後に
手荒れの季節です。
今夜はよかったら、
ハンドクリームをゆっくり塗りながら、
自分の手に言ってあげてください。
今日も、おつかれさまでした、と。
今日も、あなたにとって
穏やかな時間が流れますように。
星と引き寄せのカウンセラー、宮西でした。
湯のみを持つ手が、
じんわりと、あたたまっていきます。
働きものの、この手に。
あなたの、その手に。
おつかれさまでした。
また、夜のどこかで。



