
朝でも夜でもない時間に、
ふと窓ガラスにふれたら、
ひんやりと、冬の温度がしました。
十一月が、今日で終わります。
クローゼットの奥から
厚手のコートを出して、
毛布を一枚たして。
暮らしの冬支度は、
だいたい済んだのですが。
ふと、思ったのです。
心の冬支度は、まだだなあ、と。
十二月は、
一年でいちばん、
心が消耗しやすい月です。
やることは増えるのに、日は短い。
楽しい予定さえ、体力を使う。
世間の慌ただしさに、
自分まで急かされてしまう。
だから、寒くなる前に
コートを出しておくように、
忙しくなる前に、
心の備えをしておくのです。
がんばらない準備、というもの
わたしのおすすめは、三つ。
ひとつ。
十二月のカレンダーに、先に
「何もしない日」を書き込んでおく。
予定は、あとから必ず増えるから。
ふたつ。
「今年はやらないこと」を決める。
年賀状でも、大掃除の完璧でも。
ひとつ手放すだけで、ずいぶん軽い。
みっつ。
自分をあたためる道具を、そろえておく。
好きなお茶、湯たんぽ、入浴剤。
疲れてから探すのでは、遅いのです。
最後に
冬支度というのは、
冬と戦う準備ではなくて、
冬と仲良くする準備です。
がんばる準備ではなくて、
がんばらないでいられる準備。
それさえあれば、
十二月は、こわくありません。
今日も、あなたにとって
穏やかな時間が流れますように。
星と引き寄せのカウンセラー、宮西でした。
窓の外は、もうすっかり冬の色。
でも部屋の中には、
出したばかりの毛布と、
湯気の立つ飲みものがあります。
あなたの十二月にも、
そんなあたたかい備えがありますように。
また、夜のどこかで。



