
夜、洗いものを終えて窓の外を見たら、
めずらしく、星がよく見えました。
もうすぐ、七夕ですね。
駅前のスーパーに、
短冊のついた笹が飾られていて、
子どもたちの願いごとが、
風に揺れていました。
「願いごとを書いてください」
そう言われて、
ペンを持ったまま、
固まってしまったことはありませんか。
子どものころは、
あんなにすらすら書けたのに。
大人になると、
願いごとが、思いつかなくなるのです。
でもそれは、
願いがなくなったからでは、
ありません。
「そんなの無理」
「わたしなんかが」
「現実的に考えて」
願いが生まれた瞬間に、
大人の検閲が入って、
声になる前に消してしまう。
それを何年も続けているうちに、
願う力そのものが、
少し、眠ってしまっただけなのです。
願いは、小さくていい
だから、リハビリは小さくから。
「明日は、ゆっくりお風呂に入りたい」
「今度の休みは、昼まで眠りたい」
「あの映画が、観たい」
それも、立派な願いごとです。
小さな願いを、
ちゃんと言葉にして、
ちゃんと叶えてあげる。
それを繰り返していると、
心が思い出すのです。
ああ、願っていいんだった、って。
大きな夢は、
その先に、ゆっくり育ちます。
最後に
七夕の夜に、
もし短冊が手元になくても、
心の中に、一枚どうぞ。
誰にも見せなくていいから、
検閲なしで、書いてみてください。
今日も、あなたにとって
穏やかな時間が流れますように。
星と引き寄せのカウンセラー、宮西でした。
窓の外の、あの星とあの星のあいだを、
天の川が流れているのだそうです。
見えなくても、流れている。
あなたの願いも、
きっと、そんなふうに。
おやすみなさい。
また、夜のどこかで。



