
窓の外を、色とりどりの光が
ちらちらと通り過ぎていきます。
近所の家々も
玄関先に、小さな電飾を灯し始めました。
わたしは
台所の窓越しに
その景色を、ぼんやり眺めていました。
鍋からは
白い湯気が、ゆらゆらと立ちのぼっています。
きらめく光と、比べなくていい
街が華やかになるこの時期
なんだか、自分の毎日だけが
地味に思えてしまうこと、ありませんか。
特別な予定もなく
いつもと同じ夕食を、いつもの台所でつくる。
それだけの一日が
なんだか、物足りなく感じてしまうこと。
変わらない灯りこそ、贈り物
けれど
毎晩、台所に灯る、この灯り。
鍋から立つ、この湯気。
それは
特別じゃないからこそ
今日も無事に一日を終えられた、という証でもあります。
「何気ない日常が続いていることそのものが、いちばんの豊かさ」ということです。
きらびやかなイルミネーションも美しいけれど
台所の、あたたかい灯りも
同じくらい、尊いものです。
今日は、こんなことをしてみませんか?
「いつもの夕食に、ひとこと『ありがとう』を言ってみる」
つくってくれた人に、あるいは自分自身に。
「部屋の灯りを、少し眺めてみる」
何気なくつけている灯りを、今日だけはじっと見つめてみる。
「今日あった小さな『ある』を3つ、数えてみる」
特別なことでなくて大丈夫。温かいお茶、届いたメッセージ、ふとした笑顔。
最後に
きらめく街の灯りの中にも
変わらない日常の灯りの中にも
どちらにも、ちゃんと光があります。
焦らず、無理せず、あなたのペースで
自分の灯りを、大切にしてください。
今日も、あなたにとって
穏やかな時間が流れますように。
星と引き寄せのカウンセラー、宮西でした。
湯気の向こうの窓には
まだ、小さな光が
ちらちらと揺れていました。



