
こんにちは、
星の引き寄せカウンセラーの宮西まりです。
繊細で生きづらい、人といるだけで疲れる。
そんな言葉を検索して、ここにたどり着いたのかもしれません。
家を出る前から、今日会う人の顔が浮かぶ。
誰かの機嫌が悪いと、自分のせいのような気がする。
帰ってきたら、もう何もする気力が残っていない。
それなのに、まわりからは「気にしすぎだよ」と言われて。
「私が弱いだけなのかな」と、また自分を責めてしまう。
今日は、そんなあなたに向けて書いています。
繊細で生きづらいのは、あなたが弱いからではありません
いちばん先に、これをお伝えしたいです。
疲れてしまうのは、あなたの心が弱いからではありません。
気の持ちようでもありません。
人が見ていないところに気づいてしまう。
言われていない気持ちまで受け取ってしまう。
それは、あなたの側で開いたり閉じたりできるものではないんですね。
気づかないようにしよう、と決めても、もう気づいたあとです。
だから「もっと図太くなればいいのに」というアドバイスは、たいてい効きません。
効かないのに何度も言われるから、余計につらくなる。
私は、生きづらさの正体は繊細さそのものではないと思っています。
繊細な自分に、毎日こっそり×をつけている時間のほう。
そこが、いちばん体力を持っていくところです。
繊細な人が、こんなに疲れる理由
疲れているのに、その日は何も起きていない。
そういう日ほど、説明ができなくて困りますよね。
気づいたことを、ぜんぶ自分で引き受けてしまう
誰かの声のトーンが、少し低い。
グループの空気が、さっきと違う。
そこまでは、気づいただけです。
でも繊細な人は、気づいたところで止まりません。
「私、何か言ったかな」
「先に声をかけたほうがいいかな」
気づいた分だけ、自分の宿題が増えていく。
本当は、誰にも頼まれていない宿題です。
頭の中がずっと考えごとでいっぱいなのに、外からは「明るくて、あまり考えてなさそう」に見えている。
そのずれも、静かに削っていきます。
感じたことに、自分で×をつけてしまう
「気にしすぎ」
「考えすぎ」
「そんなの、みんな我慢してる」
何度か言われるうちに、人に言われる前に自分で言うようになります。
疲れた、と思った瞬間に、「いや、これくらいで疲れる私がおかしい」と打ち消す。
感じることは止められないのに、感じたあとに毎回それを取り消しているわけですから、二回分の力を使っています。
疲れて当然だと思うんです。
名前がついても、しんどさは減らなかった
繊細さについて調べていくと、いろいろな言葉に出会います。
読んだときは、少しほっとしますよね。
私だけじゃなかったんだ、と。
でも、名前を知っても、明日の会議はやってきます。
そして今度は、別のことで悩み始める。
「これを理由にするのは、甘えなんじゃないか」
ネットで少し調べると、そういう言葉もすぐ目に入ってきます。
説明する言葉を手に入れたはずが、使うたびに後ろめたくなる。
名前は、あなたを説明するためのものであって、あなたを裁くためのものではありません。
しんどいなら、名前がついていてもいなくても、しんどいです。
素の自分を出したら、めんどくさがられそうで
繊細な方から、よくうかがう話があります。
本当はいろいろ考えているのに、それを出したら重いと思われそうで、明るいほうの自分で人と会っている。
うまくやれてはいるんです。
まわりからは「悩みなさそうでいいね」と言われたりもする。
でもそのぶん、自分を分かってくれる人はどこにもいない気がしてくる。
思いきって相談してみても、「考えすぎ」で終わったり、「人付き合いは、ある程度あきらめたほうがいい」と返ってきたりする。
それで、また閉じる。
ここで無理をして、全部を見せる必要はないと思います。
ただ、ひとりに全部ではなく、いろんな人に一個ずつ、くらいでいいんです。
この人には疲れやすいことだけ。
この人には、音が苦手なことだけ。
全部を預けられる相手を探そうとすると、見つからなくて当たり前になってしまいます。
「環境を変えなさい」が、できないときもある
繊細さについて書かれた記事の多くは、最後にこう結ばれます。
「生まれ持った気質だから変えられない。だから環境のほうを整えましょう」
そのとおりだと思います。
でも、学校は選べません。
今の仕事も、生活があるから、明日には辞められません。
家族とも、住んでいる限り顔を合わせます。
整えられる人は、もう整えているんですよね。
それができない場所にいるから、検索しているんだと思います。
だからここでは、環境を変えないままでもできることを書きます。
(もし今、消えてしまいたいという気持ちが出てくるほどしんどいときは、記事を読むより先に、よりそいホットライン 0120-279-338 のような、話を聞いてくれる窓口を使ってくださいね。無料で、名前を言わなくても大丈夫です)
生きづらさが少し軽くなる、今日からの小さなこと
拾ったものを、置く場所を決めておく
気づいてしまうことは、止められません。
止められるのは、そのあとです。
「あ、いま何か拾ったな」と思ったら、心の中で名前だけつけてみてください。
「これは、あの人の機嫌」
「これは、私の心配」
解決しなくていいんです。
どっちのものかを、置き分けるだけ。
他人の機嫌は、他人のところに置いて帰っていいものです。
疲れる予定のうしろに、何もしない時間をくっつける
人と会うのが嫌いなわけではない。
楽しかったのに、帰り道でどっと疲れている。
その落差に、自分で驚いてしまう方は多いです。
そういうときは、予定のあとに何も入れない時間を、先に確保しておいてください。
三十分でも構いません。
楽しい時間にも充電は使われます。
減り方が人と違うだけで、あなたが劣っているわけではありません。
(関連記事:人と会うのは好き、でも疲れる|それは、電池の仕組みの違いです)
「どう思われたか」を、その日のうちに確かめない
夜になって、昼間の自分の発言を再生してしまう。
あれは変じゃなかったか、嫌われていないか。
確かめたくなったら、朝まで待ってみてください。
夜の頭は、たいてい厳しめに採点します。
朝になると、半分くらいはどうでもよくなっています。
休んでも休んだ気がしない日が続いているなら、こちらもよかったら。
(関連記事:休んでも、休んだ気がしないあなたへ|その一日に、点数はいりません)
繊細なままでいい、「ゆるい引き寄せ」という考え方
私がお伝えしている「ゆるい引き寄せ」は、ポジティブになる努力をしません。
これは、繊細な方にとってはけっこう大事なところだと思っています。
「いつもいい気分でいましょう」という教えは、まわりの空気を受け取ってしまう人には、かなり無理があるんですね。
職場の誰かがイライラしていれば、その分だけこちらも重くなる。
それを自分の力でポジティブに戻せ、と言われても、燃料がもちません。
それに、「不安を感じていると、悪いことを引き寄せる」という言い方もありますよね。
人よりたくさん感じてしまう人ほど、この一文で追いつめられます。
感じたこと自体が、悪いことの原因にされてしまうので。
私は、そうは考えていません。
感じるのは、受信しただけのことです。
だから、こうしています。
重たい気持ちが来たら、消さずに「重いね」と置いておく。
今日ちょっとよかったことを、ひとつだけ思い出す。
疲れた日は、何もしない。
それだけです。
繊細さは、直す必要のあるものではありません。
人の変化に早く気づけることは、仕事でも、誰かのそばにいるときも、ちゃんと働いています。
(関連記事:優しさや共感力も、挑戦の立派な武器|今日のメッセージ)
直さなくても、ここから軽くなれます
繊細で生きづらい、疲れる。
その感覚は、あなたが大げさなのではありません。
変えるとしたら、繊細さではなく、繊細な自分に毎日つけている×のほうです。
今日はここまで感じた。
だから、ここで休む。
それを自分に許せるようになると、同じ性質のまま、ずいぶん楽になります。
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疲れた夜に、お茶でも飲みながら、ゆっくりどうぞ。



