
こんにちは、星の引き寄せカウンセラーの宮西まりです。
感謝ノートの書き方を調べて、効果があると聞いて、ちゃんと始めた。
それなのに、三日でペンが止まってしまった。
あるいは、続いてはいるけれど、書いている自分がどこか嘘くさく感じる。
「今日もありがとうございます」と書きながら、心はぜんぜん動いていない。
ノートを開いたまま、しばらくペンが動かない夜もあったかもしれません。
そして、また思ってしまうんですよね。
「私は感謝が足りないのかな」って。
今日は、そう感じているあなたに伝えたいことがあって、この記事を書いています。
感謝ノートの効果が感じられないのは、書き方が合わなかっただけです
先に、いちばん大事なことをお伝えしますね。
感謝ノートが続かなかったのは、あなたの心が冷たいからではありません。
感謝する気持ちが足りないからでも、ないんです。
むしろ、逆だと思っています。
「ちゃんと書かなきゃ」と思えるほど、まじめな人だったというだけのこと。
感謝ノートには、よく知られた書き方があります。
毎晩三つ書く。ありがとうと書く。できれば理由も添える。
その形が合う人も、確かにいます。
ただ、あの書き方はもともと、感謝が湧きやすい人のためにできています。
毎日ちゃんとやってしまう人が使うと、いつのまにか点検表のようになってしまうんです。
でも、がんばり屋さんにとっては、その形そのものが重たくなることがあるんです。
感謝ノートが続かなくなる理由
セッションでお話をうかがっていると、つまずくところはだいたい似ています。
数を決めた瞬間に、宿題になる
「毎日三つ」と決めると、三つ目が出てこない夜が必ず来ます。
そうすると、探し始めるんですね。
「あと一個、何かなかったかな」と、一日をさかのぼって。
感謝を見つけるための時間だったはずが、ノルマを埋めるための時間に変わってしまう。
そして、埋まらなかった日に、「今日は書けなかった」と自分に×をつける。
これが続くと、ノートを開くこと自体が、気が重くなります。
心をゆるめるために始めたものが、一日の最後の宿題になってしまう。
これが、いちばん多いつまずき方です。
「感謝しなきゃ」が、義務になっている
感謝ノートは、感謝が湧いたから書くもの、のはずです。
でも続けているうちに、順番が入れ替わることがあります。
書くために、感謝を探すようになる。
すると、しんどかった日にも
「ありがたいと思わなきゃ」と、自分に言い聞かせることになるんです。
疲れた日に「今日も健康でありがとうございます」と書く。
本当は、しんどかったのに。
その小さな嘘が、少しずつ心を削っていきます。
感謝は、ふりをするものではないと思うんです。
ふりをしたぶんだけ、自分の本当の気持ちから遠くなってしまうので。
効果を確かめようとして、足りなさを数えてしまう
感謝ノートの効果を調べてから始めた方ほど、ここでつまずきます。
一週間書いて、何も変わらない。
二週間書いて、まだ変わらない。
効果があるかどうかを確認する作業は、
いま持っていないものを数える作業と、よく似ています。
あるものに気づくために書き始めたのに、書けば書くほど「まだ足りない」が濃くなっていく。
これは、あなたの感じ方が悪いのではありません。
確認するという行為そのものの性質だと、私は思っています。
(関連記事:「足りない」で、心が疲れたら|もう、あるものに気づく朝)
今日からできる、感謝ノートの書き方
ここからは、続かなかった方にお伝えしている書き方です。
ゆるすぎるように見えるかもしれませんが、これでちゃんと届きます。
一行だけ書く
三つではなく、一行。
「コーヒーがおいしかった」
「電車で座れた」
「夕方の空がきれいだった」
それだけで、終わりにしていいんです。
一行なら、探さなくても出てきます。
探さずに出てきたものは、心が本当に動いたところなので、そのぶん深く残ります。
物足りない日は、二行でも三行でも書いてください。
決めておくのは、下限だけで大丈夫です。
「ありがとう」ではなく、「よかった」で書く
感謝という言葉は、思っているより背筋を伸ばさせます。
「ありがとう」と書こうとすると、それにふさわしい大きな出来事を探してしまうんですね。
だから、書き出しをこう変えてみてください。
「今日、ちょっとよかったこと」
ハードルがぐっと下がります。
そして不思議なもので、
よかったことを書き終えたあとに、ふっと「ありがたいな」が出てくることがあります。
感謝は、先に置くものではなくて、あとからついてくるもの。
私はそんなふうに考えています。
(関連記事:特別なことが、なくても|小さな幸せは、もう手のなかに)
書かない日を、あらかじめ決めておく
毎日書こうとすると、一日抜けたときに終わってしまいます。
だから最初から、休む日を用意しておくんです。
週に二日は書かない、でもいい。
疲れた日は書かない、でもいい。
あらかじめ決めておけば、書かなかった日が失敗ではなくなります。
続けることが目的ではなくて、心がゆるむことが目的なので。
そこだけ、忘れずにいてくださいね。
ちなみに、どんなノートに書くかは、なんでも大丈夫です。
新しいノートを買いに行こうとして、そのまま止まってしまう方が本当に多いので。
手帳のすみでも、スマホのメモでも、レシートの裏でも。
書く時間も、夜と決めなくていいです。
思い出したときが、その日の書きどきです。
形を整えることに力を使うと、肝心の中身までたどり着く前に疲れてしまいます。
「ゆるい引き寄せ」は、感謝を義務にしません
私がお伝えしている「ゆるい引き寄せ」では、ポジティブになる努力をしません。
感謝ノートも、書けたら書く、くらいの位置に置いています。
ネガティブな気持ちが出てきた日は、無理に感謝で上書きしなくていいんです。
「今日はしんどかった」と、そのまま書いてしまってもいい。
不安を消そうとしないほうが、心はゆるみます。
ゆるんだ心のほうが、いいものをちゃんと受け取れる。
感謝ノートの本当の効果は、いいことを引き寄せる魔法ではないと思っています。
あなたが、自分の一日にやさしくなれること。
そちらのほうが、ずっと大きいです。
書いたことが、その日のうちに叶うわけではありません。
でも、一行書いた夜と、書かなかった夜では、眠るときの心の位置が少し違います。
その差が積もっていくところを、私は見てきました。
(関連記事:受け取ることも、贈りものです|今日のメッセージ)
一行書けた日は、それでじゅうぶんです
感謝ノートが続かなかったことは、あなたの落ち度ではありません。
三つ書くやり方が、たまたま合わなかった。
それがわかったなら、もう次の書き方に進めます。
今夜、ノートの隅に一行だけ。
「コーヒーがおいしかった」でいいんです。
そのくらいの軽さから始まるものを、私は「ゆるい引き寄せ」と呼んでいます。
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