
散歩道の途中で、ふと足を止めました。
金木犀の香りが、いつのまにか薄くなっている。
先週まであんなに濃く、あたり一面を包んでいたのに。
空を見上げると、山の稜線がすこし色を変えていました。
わたしは、なんだか切なくて、それでいて愛おしいのです。
いつのまにか終わっている、季節の匂い
香りって、不思議です。
いちばん濃いときには、それが当たり前のように感じてしまう。
薄れてはじめて、あれほど豊かだったことに気づく。
人との時間も、幸せな日々も、案外そういうものかもしれません。
今だけの季節を、今のうちに
でも、悲しむためだけに立ち止まったわけではありません。
まだ香っている、その最後のひとすじを、深く吸い込んでみる。
終わりに気づけたということは、まだ間に合っているということ。
『今しかない匂いや光に、ちゃんと気づけることが幸せだということです。』
今日は、こんなことを してみませんか?
「外に出て、深呼吸をひとつしてみる」空気の匂いを意識して。
「好きな香りのお茶やお香を灯す」季節を五感で味わうために。
「“今”を一言、心の中でつぶやいてみる」今日はどんな一日だったか。
最後に
過ぎていく季節を、追いかけなくても大丈夫。
焦らず、無理せず、あなたのペースで。
今日も、あなたにとって 穏やかな時間が流れますように。
星と引き寄せのカウンセラー、宮西でした。
山の稜線は、今夜も少しずつ色を変えていきます。
その変化ごと、愛おしく思いながら。



