
長靴を履いていったのに、
靴下まで、濡れました。
梅雨とは、そういう季節です。
濡れた靴下って、
災害でも大事件でもないのに、
じわじわと、心を削ってきます。
湿気で広がる髪。
乾かない洗濯もの。
ベタつく床、くもる眼鏡。
梅雨のしんどさは、
大きなつらさではなくて、
小さな不快の、積み立てなのです。
そして、小さな不快は、
小さいがゆえに、放置されます。
「これくらい、我慢できるし」と。
でも、ちりも積もれば、です。
夕方の妙なイライラの残高は、
だいたい朝からの小さな不快の合計。
小さな不快は、小さくケアする
だから、対策も小さくでいい。
職場や外出先に、替えの靴下を一足。
ロッカーに、小さなタオル。
気に入りの香りのハンカチ。
濡れたら、着替える。
べたついたら、拭く。
我慢の口座に、ためこまない。
「こんな小さなことで」と思うような
手当てこそ、梅雨の必需品です。
最後に
快適さは、ぜいたくではなくて、
心の防水加工です。
小さくこまめに、塗り直して。
今日も、あなたにとって
穏やかな時間が流れますように。
星と引き寄せのカウンセラー、宮西でした。
乾いた靴下に、はきかえた瞬間の、
あの、ささやかな天国。
梅雨には梅雨の、幸せがあります。
また、夜のどこかで。



