
文房具屋さんの店先で、
新しいノートを、じっと見ていました。
買うあてもないのに、
表紙をなでたりして。
秋って、そういう季節だと思うのです。
涼しくなってくると、
むくむくと、湧いてきませんか。
何かを、始めたい気持ち。
本を読みたい。何かを習いたい。
体を動かしたい。勉強したい。
「〇〇の秋」という言葉が
あんなにたくさんあるのは、
きっと昔の人も、そうだったから。
でも同時に、こんな声も
聞こえてきます。
「どうせ、続かないし」
「始めても、三日坊主だし」
過去の三日坊主たちが、
新しい気持ちの前に、
ずらりと立ちはだかるのです。
始めたい気持ちは、それだけで財産
でもね、わたしは思うのです。
「始めたい」と思えること自体が、
もう、心が動いている証拠。
疲れきっているとき、人は
何も始めたいと思えませんから。
それに、三日坊主は
失敗ではありません。
三日ぶんの経験です。
三日やってやめて、
また思い出したころに三日やる。
それを続ける人を、長い目で見れば、
けっこう続いている人、と呼ぶのです。
最後に
始めたい何かが、あるあなたへ。
うまくいくかどうかは、置いておいて、
その気持ちだけで、もう
半分始まっています。
残りの半分は、ほんの小さくで。
本なら、一ページ。散歩なら、五分。
今日も、あなたにとって
穏やかな時間が流れますように。
星と引き寄せのカウンセラー、宮西でした。
結局、あのノート、
買ってしまいました。
最初のページに何を書くか、
考えている今が、いちばん楽しい。
また、夜のどこかで。



