
風のない湖は、
とても、静かに見えます。
でも、その水の底には、
沈んだ枝や、石や、
いろんなものが、眠っている。
表面が穏やかでも、
底には、底の事情が、あるのです。
このごろ、
「許さなきゃ、と思うのに、許せない」と
苦しむ方に、よくお会いします。
あの人を、恨んでいる自分は、
心が狭いのだろうか。
早く、手放さなきゃいけないのに。
「許せない自分」を、
さらに、責めてしまう。
でも、許すことを、
自分に、強制しなくて、いいのです。
まだ痛むということは、
それだけ、あなたが傷ついた、証だから。
だから、今日お伝えしたいのは、
「無理に、許さなくていい」
ということです。
許せない気持ちにも、意味がある
「許せない」という気持ちは、
あなたが、大切にしていたものを、
傷つけられた、というサイン。
その痛みを、なかったことにして、
むりに、ふたをすると、
心は、もっと、こじれてしまいます。
まずは、
「傷ついたね」と、
自分に、言ってあげてください。
許しは、相手のためじゃない
もし、いつか許せる日が来るとしても、
それは、相手のためではなく、
あなた自身が、軽くなるため。
だから、急がなくて、いいのです。
時間が、少しずつ、
その重さを、ほどいてくれます。
今日は、こんなことを
してみませんか?
「許せない気持ちを、認める」
『許せなくて、当然だよ』と、
自分に、言ってあげる。
「その人から、距離を置く」
今は、無理に関わらず、
自分を、守ることを優先する。
「痛みを、そっと書き出す」
心の中の重さを、
紙に、吐き出してみる。
最後に
許せないことは、
あなたが、悪いのではありません。
それは、あなたが、
本気で、生きてきた証。
焦らず、無理せず、
あなたのペースで、
その気持ちと、つきあっていけばいい。
今日も、あなたにとって
穏やかな時間が流れますように。
星と引き寄せのカウンセラー、宮西でした。
湖の底のものも、
長い時間をかけて、
やがて、土に還っていきます。
あなたの痛みも、
いつか、静かに、澄んでいく。
また、水辺の静けさの中で。



