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2024.10.20

もらうのが、少し苦手なあなたへ|実りは、遠慮せずに

枝が、重たそうにたわんでいます。

実の重みで、こんなにもしなるものかと思うくらい。

 

ご近所の方から、袋いっぱいの果物をいただきました。

「食べきれないから」と言って、笑いながら差し出されたそれを、

わたしは、両手で受け取りました。

 

ずっしりと、重い。

 

台所の窓辺に並べて、しばらく眺めていました。

橙色が、夕方の光をすいこんで、やわらかく光っています。

 

 

受け取るとき、なぜか身構えてしまう

 

正直に言うと。

差し出された瞬間、わたしはほんの少し、身をひきました。

 

「そんな、いいんですか」

「お返し、どうしよう」

 

受け取ることが、なぜだかとても、苦手なのです。

 

あげるほうは、平気なのに。

もらうほうになると、急に落ち着かなくなる。

 

借りをつくったような気がして。

自分にはそんな価値がないような気がして。

 

あなたにも、そんなところ、ありませんか。

 

 

木は、遠慮していない

 

でも、と思ったのです。

 

あの木は、実をつけることを、遠慮していなかった。

 

枝がしなるほど、たっぷりと。

「こんなにつけて、図々しいかしら」なんて、たぶん考えていない。

 

春に花を咲かせて、夏に日を浴びて、雨を吸って。

そうしてできたものを、ただ、そこに置いている。

 

そして、それを誰かが受け取ることで、ようやく循環が完成する。

 

受け取る人がいなければ、実は落ちて、土に還るだけ。

 

そう考えたとき、ふっと肩の力が抜けました。

 

『受け取ることは、相手の贈りものを完成させることだ』ということです。

 

 

お返しは、いますぐでなくていい

 

「もらったら、返さなきゃ」

 

その気持ちは、やさしさから来ているのだと思います。

でも、それが早すぎると、相手の喜びを打ち消してしまうことがある。

 

すぐに同じだけのものを返すのは、

「あなたからは何も受け取りません」と言うのに、少し似ています。

 

受け取ったものは、いつか、別の誰かに渡ればいい。

 

まっすぐ返さなくても、めぐればいいのです。

 

 

今日は、こんなことを してみませんか?

 

「もらったものを、しっかり味わう」

いただきものを、後回しにせずに開けてみる。おいしいと声に出す。それがいちばんのお返しになります。

 

「ありがとう、だけで終わらせてみる」

『お返しします』を、今日は言わずにおいてみる。ありがとう、うれしい。その二言で、そっと受け取ってみてください。

 

「自分の実りを、数えてみる」

この一年で、あなたのもとに実ったもの。小さくても、ふたつ、みっつ。紙の隅に書き出してみると、思ったよりあるはずです。

 

 

最後に

 

受け取るのが上手な人は、めぐりのいい人です。

 

両手をひらいておくこと。

それは、欲張りなことではありません。

 

あなたのもとに来たものは、あなたが受け取っていいもの。

 

焦らず、無理せず、あなたのペースで。

少しずつ、手のひらをひらいていけたらいいですね。

 

今日も、あなたにとって 穏やかな時間が流れますように。

 

 

星と引き寄せのカウンセラー、宮西でした。

 

 

窓辺の果物が、あと少しだけ光っています。

そのうちひとつ、剥いてみようと思います。

おやすみなさい。

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