
来年の手帳を、買ってきました。
夕飯の買い物のついでに、売り場の前を通ったら、もう並んでいて。
気づいたら、一冊レジに持っていっていました。
今年の手帳は、かばんの底に入ったままです。
ひらくと、五月のなかばから先が、ほとんど真っ白。
正直、ちょっと気まずいです。
一月のページには、けっこう書いてあるんです。
予定も、その日あったことも、小さな字で。
それが二月、三月と、少しずつ減っていって。
忙しい時期が来て、予定は頭の中で回すようになって。
そのまま、ひらかなくなりました。
あとから、まとめて書こうとしたこともあります。
でも、書いていない日のことは、思い出そうとしても出てこないんですよね。
空いたページを前に、ペンを持ったまま止まってしまう。
同じことで困っている人は、多いみたいです。
手帳を買っても、数か月で書かなくなる。
それなのに、お店で見かけると、また買ってしまう。
いっぱい書き込みたい、家計簿もつけたい、と思っていたのに、何もしないまま過ぎてしまった。
そういう声を、いくつも見かけました。
読んでいて、他人事には思えませんでした。
わたしにも、おぼえがあるからです。
白いのは、さぼった跡ではなくて
手帳が白くなっていった時期を、思い出してみてください。
たいてい、いちばん忙しかったころです。
手帳をひらく手間さえ惜しいくらい、毎日をまわしていたころ。
書く余裕がなかったから、書かなかった。
それだけのことだと、わたしは思っています。
「来年こそ」が、いちばん重い
新しい手帳を買うとき、わたしたちはつい、約束をしてしまいます。
来年こそ、毎日書く。
来年こそ、きれいに使い切る。
でもその約束は、一冊買うたびに、少しずつ重くなっていきます。
そして、また書けない月が来ると、手帳ではなく自分を責めてしまう。
真っ白なページを見るのが気まずいのは、たぶん、そのせいです。
手帳は、新しい自分になるための約束ではなくて、
書ける日に書けばいい、ただのノートです。
今日は、こんなことを試してみませんか?
「最初のページに、目標を書かない」
新しい手帳のいちばん初めは、空けたままでいいです。
決意を書いてしまうと、それが守れなかった月に、また自分を責める材料になってしまうから。
「書けた日は、ひとことだけ」
「歯医者」「雨」「疲れた」くらいで十分です。
一行で終わる日があっても、手帳はちゃんと役に立っています。
「今年の手帳を、埋めに戻らない」
思い出せない日を、無理に書き足さなくていいです。
白いところは、白いまま閉じてしまって大丈夫です。
最後に
手帳が続かなかったのは、あなたが飽きっぽいからでも、だらしないからでもないと思います。
書くより先に、やることがたくさんあった一年だったんです。
来年の手帳も、途中で白くなるかもしれません。
それでもいいんです。
書ける日に、書けるぶんだけ。
あなたの速さで使えたら、それで十分です。
今日も、あなたにとって穏やかな時間が流れますように。
星と引き寄せのカウンセラー、宮西でした。
買ってきた手帳は、ビニールをはがして、一ページ目だけひらいてみました。
何も書かずに、閉じます。
今年の手帳も、捨てずに、その隣へ。
十一月のページは、まだこれからです。
おやすみなさい。
また、夜のどこかで。



