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2026.10.21

年賀状をやめたいのに、言い出せずにいませんか|やめても、あの頃はなくなりません

引き出しを片づけていたら、

去年の年賀状の束が出てきました。

輪ゴムが、少しのびています。

 

床には、引き出しの中身が広がったまま。

一枚ずつめくっていたら、手が止まりました。

 

「いつか会えたらいいですね」

同じ一文が、何枚も続いています。

わたしも、同じことを書いて返していました。

もう何年も、会っていないのに。

 

そろそろ、年賀はがきが売り出されるころです。

今年は、どうしよう。

正直、ちょっと面倒です。

 

 

年賀状をやめたいのに、

自分からは言い出せなくてつらい、と書いている人がいました。

 

相手は、上の子の公園で知りあった人や、

出産のとき、病院で同じ部屋だった人。

たぶん、もう会うことはない人たちです。

 

書いているのは、

「懐かしいですね」「いつか会えたらいいですね」だけ。

かといって、スマホでやりとりしたいわけでもない。

 

去年は、届いた人にだけ返そうと決めたら、

やめようと思っていた人から、みんな届いてしまったそうです。

届くと、出さなかったことが申し訳なくなる。

 

年末は疲れていて、作る気になれない、という人もいました。

毎年、だいぶ経ってから、

お詫びの寒中見舞いを出している。

子どもも二十歳を過ぎたおばさんなのに、

こんなわたしは、まずいでしょうか、と。

 

わたしにも、おぼえがあります。

 

 

やめたいのは、その人ではない

 

公園のベンチで、いっしょに子どもを見ていた時間。

出産の夜、カーテン越しに声をかけあったこと。

年賀状をやめても、

それが、なかったことになるわけではありません。

 

やめたくなっているのは、

その人のことではなくて、

毎年くり返している「いつか会えたらいいですね」のほう。

 

社交辞令ばかりで、

お金をかけて出す意味があるのかな、と書いている人もいました。

そう思うのは、冷たいからではありません。

書くたびに、少しだけ、

本当じゃないことを書いている気がするからだと思います。

 

 

束の中から、選んでいい

 

年賀状のことを考えると、

「全員に出すか、全員やめるか」になりがちです。

 

でも、束をめくってみると、

この人には、やっぱり書きたいな、という一枚もあります。

近況を読むのが、毎年たのしみな人もいる。

 

全部を手放さなくてもいいし、

全部を続けなくてもいい。

一枚ずつ、あなたが選んでいいのだと思います。

 

 

今日は、こんなことを試してみませんか?

 

「束を、一枚ずつ見てみる」

書きたい人と、書くのがしんどい人。

分けてみるだけで、思っていたより少ないことがあります。

 

「最後の一枚は、お礼で終わらせる」

やめると決めた人には、

「これまで、ありがとうございました。お元気で」と一行添えて。

それだけで、黙って離れる後ろめたさが、少し軽くなります。

 

「決めるのは、はがきを買う日まで延ばす」

今夜、全部を決めなくていいんです。

 

 

最後に

 

年賀状をやめることは、

その人とすごした時間を、手放すことではありません。

 

続けたい人とは、続けていい。

しんどくなった人とは、そっと終わりにしていい。

急がなくていいし、

あなたが楽になれるほうを、選んでいいと思います。

 

今夜も、あなたにとって穏やかな時間が流れますように。

 

 

星と引き寄せのカウンセラー、宮西でした。

 

 

束は、新しい輪ゴムでとめなおして、

引き出しの奥に戻しました。

いちばん上には、今年も書きたい人の一枚。

 

床に広げたものは、

まあ、明日でいいことにします。

 

おやすみなさい。

また、夜のどこかで。

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