
歯をみがきながら、なんとなく占いを開いてしまいました。
来月は、人間関係のトラブルに注意。
口をゆすいだあとも、その一行が残っています。
洗面所の電気をつけたまま、もう一度読み返しました。
見なきゃよかった、と思いながら。
当たるかどうかなんて、分からないのに。
いいことを書かれた日は、すぐ忘れるのに。
悪い一言だけが、いつまでも残ります。
知恵袋にも、同じ声がありました。
なんとなく見た占いに、悪いことばかり書いてあった。
普段なら気にしないことなのに、ずっと頭の中に残っている。
こんなに呪いのように残るとは思わなかった、と。
来年、新しい環境に移るという方の質問もありました。
人間関係を気にしていたところに、占いでことごとく凶と言われた。
占いが全てではないと分かっていても、落ち込んでいる、と。
生年月日を伝えただけで、ご主人との相性がよくないと言われた方もいました。
聞かなければよかった。
そう書いたあとに、こう続けていました。
本当に夫との関係を考え始めてしまっている自分にも、自己嫌悪です、と。
読んでいて、他人事ではありませんでした。
わたしにも、おぼえがあるからです。
当たってもおかしくない、と思えてしまう
三つの声を読み返すと、同じところがあります。
言われる前から、そのことが気になっていたのです。
新しい場所での人間関係。
好きな人と、この先も一緒にいられるか。
夫とのこと。
だから「当たってもおかしくない」と思えてしまう。
占いが不安を連れてきたというより、
もとからあった心配に、言葉がぴたりと重なったのだと思います。
頭から離れないのは、大事なことだから
どうでもいいことなら、悪く書かれても、すぐ忘れます。
頭から離れないのは、
それがあなたにとって大事なことだからです。
新しい場所で、うまくやっていきたい。
好きな人と、離れたくない。
悪い一言に揺れるのは、弱いからではなく、
そのぶん大事に思っているからではないでしょうか。
わたしは星を読むとき、
生まれた日の星の性質だけを見ています。
いい時期、悪い時期の話は、しません。
先のことは、まだ決まっていないと思っているからです。
今夜できるのは、当たるかどうかを確かめることではなく、
自分が何を大事にしていたのかを、知っておくことくらいです。
今日は、こんなことを試してみませんか?
「気になっていたほうを、書いてみる」
占いの言葉ではなく、言われる前から気になっていたことを、一行だけ書いてみてください。
「新しい職場で、話せる人ができるかな」のように。
書いてみると、怖さがどこから来ていたのか、少し見えることがあります。
「読み返すのは、一回まで」
何度も開くたびに、同じところで気持ちが沈みます。
今夜はもう、閉じたままで大丈夫です。
「ほかの占いで、打ち消そうとしない」
いい結果が出るまで探したくなる夜もあります。
でも探しているあいだ、頭はずっと悪い一言のほうを向いています。
最後に
悪い言葉が頭から離れない夜があっても、いいと思います。
それは、あなたが大事にしているものが、ちゃんとあるということです。
当たるかどうかは、今夜決めなくていい。
焦らずに、あなたのペースで、
大事なほうを見ていてください。
今日も、あなたにとって穏やかな時間が流れますように。
星と引き寄せのカウンセラー、宮西でした。
スマホを伏せて、
つけっぱなしだった洗面所の電気を、消しました。
来月のことは、来月のわたしにまかせます。
おやすみなさい。
また、夜のどこかで。



