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2026.09.09

見ないほうがいいと分かっているのに|うらやましさに、フタをしなくていい

スマホを、いったん伏せました。

 

畳もうと思っていた洗濯物は、まだソファの上に置いたままです。

 

見るつもりなんて、なかったのです。

通知をひとつ消すだけのつもりでした。

 

そこに、同級生の投稿がありました。

新しい家が建ったそうです。

 

こういう夜は、なにもかも面倒くさいですね。

 

 

見ないほうがいい。

それは、自分でもよく分かっているのです。

 

分かっているのに、見てしまう。

そして見たあとで、こんなことで落ち込む自分が、いやになる。

 

つらいのは、たぶんそこです。

 

 

知っていることと、感じることは、別々に動きます

 

前に、こんな言葉を読んだことがあります。

 

いいところしか載っていないのは、分かっているのです。

そう書いたあとで、その人はこう続けていました。

それでも、比べて落ち込んでしまいます、と。

 

築三十年の中古の家に住んでいること。

旅行に、四年ほど行っていないこと。

子どもができないこと。

 

そういうことを、ひとつずつ書いていました。

 

この人は、なにも間違えていないのです。

仕組みは、ちゃんと分かっている。

 

それでも、効かない。

 

頭が知っていることは、気持ちのほうには届かないからです。

 

 

うらやましさは、フタをすると長引きます

 

うらやましい、と思った瞬間に、わたしたちはたいてい、それを打ち消そうとします。

 

比べたって仕方がない。

あの人はあの人、わたしはわたし。

 

正しい言葉です。

正しいのですが、少し早すぎるのです。

 

まだ、感じ終わっていないから。

 

フタをされた気持ちは、消えません。

置き場所をなくして、夜のあいだじゅう、頭の中をぐるぐるします。

 

わたしにも、おぼえがあります。

 

 

比べてしまうのは、まだ欲しいものがあるからです

 

うらやましい、という気持ちは、自分が本当は何を欲しがっているのかを、教えてくれています。

 

家が欲しいのか。

出かける時間が欲しいのか。

それとも、心配ごとのない日々が欲しいのか。

 

うらやましさの中身は、人によって、まるでちがいます。

 

そこを見ないまま「比べるのをやめよう」とすると、欲しいものの正体まで、一緒に見えなくなってしまう。

 

それは、もったいないな、と思うのです。

 

 

今日は、こんなことを試してみませんか?

 

「うらやましいな」と、声に出してみる

心の中で思うのと、口に出すのとでは、ずいぶん違います。言い切ってしまうと、その気持ちは、そこで一区切りつきます。誰も聞いていない夜なら、なおさら言いやすいはずです。

 

「うらやましいのは、どの部分?」と自分に聞いてみる

家そのものではなくて、家族がそろって笑っている感じかもしれません。名前がついた瞬間に、ぼんやりした苦しさは、ただの願いごとに変わります。

 

スマホを、手の届かないところに置いてから座る

意志で我慢するのは、いちばん疲れるやり方です。腕を伸ばさないと届かない、それくらいの距離で、じゅうぶんです。

 

 

最後に

 

人と比べてしまう自分を、責めなくていいのだと思います。

 

比べてしまうのは、あなたがちゃんと見ているからです。

そして、まだ欲しいものが残っているからです。

 

責めるのをやめると、不思議なことに、比べる回数のほうが、少しずつ減っていきます。

 

急がなくて、大丈夫です。

あなたのペースで、いいのです。

 

今日も、あなたにとって穏やかな時間が流れますように。

 

 

星と引き寄せのカウンセラー、宮西でした。

 

 

伏せたままのスマホは、もう起こさないことにします。

 

洗濯物は、まあ、明日でいいことにしましょう。

 

窓の外で、虫が鳴いています。

夏の音では、なくなっていました。

 

おやすみなさい。

また、夜のどこかで。

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