ブログ

イラスト
2026.08.19

同じ声ばかりが、届いていませんか|ちがう風は、心をやわらかくしてくれる

夜、窓を少しだけ開けました。

昼のあいだ閉めきっていた部屋に、外の空気が入ってきます。

まだ夏のにおいがするのに、その奥に、ほんの少しだけ冷たいものが混じっている。

その冷たさに気づいたとき、わたしは、なんだか嬉しいのです。

 

部屋の空気が、入れ替わっていく。

それだけのことなのに、頭のなかまで、少し軽くなります。

 

 

このごろ、スマホを見ていて、ふと思うことがあります。

流れてくる言葉が、ぜんぶ、わたしがもう知っている言葉だな、と。

 

同じような意見。

同じような結論。

うなずける話ばかりが、きれいに並んでいます。

 

心地いいはずなのに、見終わったあと、なぜか少し疲れている。

 

 

安心できる場所は、気づかないうちに、狭くなっていく

 

自分に似た声のなかにいると、ほっとします。

そこを責めたいわけでは、まったくないのです。

わたしにも、そういう場所が必要だから。

 

ただ、そればかりが続くと、少しずつ、こうなっていく気がします。

 

自分の考えが、いつのまにか「みんなの考え」に見えてくる。

そこから外れた人が、まちがっているように思えてくる。

 

そして、いちばんしんどいのは、そこから外れそうな自分を、自分で責めはじめることです。

 

 

ちがう風は、少しざらっとする

 

自分と速さのちがう人。

自分と選び方のちがう人。

そういう人の話にふれると、心が、ざらっとします。

 

なんだか落ち着かない。

ちょっと、認めたくない。

 

でもそのざらつきは、心がやわらかくなる前の感じに、よく似ていると思うのです。

 

閉めきった部屋に、外の空気が入ってきたときと、おなじように。

 

 

むりに飛び込まなくて、いいのです

 

ちがう考えのなかには、あなたを傷つけるものもあります。

強い言葉。決めつける言葉。

そういうものからは、しっかり離れていいと思います。

 

窓を全部開ける必要は、ありません。

指一本ぶんで、空気は入れ替わります。

 

 

今日は、こんなことを試してみませんか。

 

「うなずけなかった話を、消さずに置いておく」

反論しなくても、賛成しなくても大丈夫です。読んだまま、そっと置いておくだけ。

 

「しばらく会っていない人を、ひとり思い出す」

連絡しなくてもいいのです。あの人ならこれをどう言うだろう、と思うだけで、風は入ってきます。

 

「画面を閉じて、外の音を聞く」

車の音でも、虫の声でも。誰の意見でもない音が、しばらく続きます。

 

 

最後に

 

まわりの声とちがっていても、あなたはまちがっていません。

まわりの声と同じでも、それもまた、まちがっていません。

 

ただ、ときどき、少しだけ窓を開けてみる。

それだけで、心はまた動きはじめると思います。

 

急がなくていいのです。

あなたのペースで、あなたが開けたいときに。

 

今日も、あなたにとって穏やかな時間が流れますように。

 

 

星と引き寄せのカウンセラー、宮西でした。

 

 

窓のむこうで、木の葉が少しだけ鳴りました。

さっきまでは、なかった風です。

どこから来たのかは、わかりません。

 

おやすみなさい。

また、夜のどこかで。

カテゴリ: ブログ夜のコラム
タグ:
Top