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2026.07.22

その「なんとなく」は、気のせいじゃない|頭より先に、体が知っていること

お風呂から上がって、髪も乾かさないまま、窓を少しだけ開けました。

昼のあいだ、あんなに熱を持っていた風が、

夜になると、ふっと角がとれて、やわらかくなる。

 

肌にあたって、はじめて気づくのです。

ああ、涼しい、と。

 

頭で「今日は涼しいはずだ」と思っていたわけではなくて、

体のほうが、先に知っていた。

 

 

わたしは、こういう瞬間が、けっこう好きです。

考えるより先に、体が答えを持っている。

その順番が、なんだかとても正直で。

 

 

いまは、調べようと思えば、なんでも調べられる時代になりました。

どの道を選べばいいのか。

この人とは合うのか、合わないのか。

あの選択は正しかったのか。

 

検索すれば、誰かの答えが、すぐに出てきます。

ときにはAIが、こちらが聞く前に、もっともらしい結論まで用意してくれる。

 

便利です。ほんとうに。

 

でも、そうやって外側の答えが増えれば増えるほど、

自分の中の、小さな声のほうが、聞こえにくくなっていく気がしませんか。

 

 

頭は、いくらでも言い訳ができる

 

頭というのは、便利な反面、とても器用です。

 

ほんとうは気が進まないのに、

「でも、断ったら悪いから」

「みんなそうしているから」

「今回だけだから」

そう言って、自分を上手に説得してしまう。

 

けれど体は、そこまで器用ではありません。

 

返信を打とうとして、指が止まる。

約束の日が近づくと、なんとなく胃が重い。

その人の名前が画面に出た瞬間、肩がすっと上がる。

 

あれは、気のせいではないのだと思います。

言葉になる前の、いちばん正直な返事です。

 

 

「なんとなく」を、軽く扱わない

 

直感というと、特別な力のように聞こえるかもしれません。

 

でもわたしは、そんなに大げさなものではないと思っています。

 

なんとなく、今日は行きたくないな。

なんとなく、この人といると呼吸が浅くなるな。

なんとなく、こっちの道のほうが、明るい気がするな。

 

その「なんとなく」は、根拠がないのではなくて、

あなたがこれまで生きてきた時間のぶんだけ、積み上がった記憶なのです。

 

説明できないだけで、ちゃんと理由はある。

 

 

今日は、こんなことを試してみませんか?

 

「息が深いか、浅いか」を見る

迷ったとき、正しさで選ぼうとすると疲れてしまいます。かわりに、その選択を思い浮かべたときの呼吸を見てみてください。すっと深く吸えるほうが、たいてい、あなたに合っています。

 

「即答しない時間」をつくる

誘いや頼まれごとに、その場で答えなくていいのです。「ちょっと考えますね」の一言で、半日の余白ができます。体の反応は、少し遅れてやってくることが多いから。

 

「調べる前に、当ててみる」

検索する前に、自分ならどう思うかを先に決めてみる。合っていなくてもかまいません。外側の答えを入れる前に、自分の声を一度通す。その順番だけで、内側の感覚は少しずつ戻ってきます。

 

 

最後に

 

体の感覚を信じる、というのは、

考えることをやめる、という意味ではありません。

 

ただ、順番を少しだけ入れ替えるだけ。

 

いちばん最初に、自分に聞く。

そのあとで、調べたり、相談したりすればいい。

 

長いあいだ、まわりに合わせてきた人ほど、

最初は自分の声が小さくて、聞き取れないかもしれません。

 

それでいいのです。

急がなくて、大丈夫。

 

一度でも「あ、いまの、わたしの感覚だ」と気づけたなら、

その声は、少しずつ大きくなっていきます。

 

今日も、あなたにとって穏やかな時間が流れますように。

 

 

星と引き寄せのカウンセラー、宮西でした。

 

 

窓を、もう少しだけ開けておきます。

 

夜の風が、腕のあたりを通っていく。

 

その涼しさに気づけたなら、今日はもう、じゅうぶんです。

 

おやすみなさい。

また、夜のどこかで。

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