
台所の窓の向こうで、街灯がひとつ、またひとつと灯っていきます。
大晦日まで、あと少し。
仕事納めを終えて、荷物をおろしたような肩で、わたしは今、何をするでもなく座っています。
やることリストは、まだ少し残っているのに。
不思議と、責める気持ちが起きないのです。
わたしは、なんだか嬉しいのです。
この、何もしていない時間が。
まるで、一年という長い道のりの途中に、ふっと現れた踊り場のような時間。
【予定と予定のあいだで】
大掃除も、年賀状も、お節の準備も。
やるべきことは、いくつも頭に浮かびます。
けれど、今日という日は、去年と今年のあいだに浮かぶ、小さな島のような時間。
慌てて埋めなくても、いいのかもしれません。
その余白を、そのまま眺めていたい。
【何もしないことへの罪悪感】
手を止めていると、どこかから声が聞こえてきます。
「まだやることがあるでしょう」って。
その声に、いちいち頷かなくていいのです。
一年をがんばってきた心と体には、動かない時間こそが必要なときがあります。
植物が土の中で根を伸ばすのは、花が咲いていない季節です。
『何もしない時間も、一年を締めくくる大切な仕事のひとつ』ということです。
【灯りを消さずに、ゆっくりと】
慌ただしい大晦日がやってくる前に、こんな凪の日があってもいい。
窓の灯りのように、静かに、ゆっくりと。
急いで消さなくていい灯りが、今のあなたには必要なのかもしれません。
今日は、こんなことを してみませんか?
「温かい飲みものをゆっくり淹れる」誰にも急かされず、湯気が消えるまでただ眺めてみる。
「やることリストを一旦閉じる」続きはまた今度でいい。今この瞬間だけ、リストの外に出てみる。
「窓の外の灯りを数えてみる」一つ、二つと。それだけで、心がふっとゆるみます。
最後に
一年の終わりに近づくほど、心はどこか急いてしまうものです。
でも、焦らず、無理せず、あなたのペースで、この数日を過ごしてみてください。
何もしない時間もまた、あなたを大切にする、静かな一年の締めくくりです。
今日も、あなたにとって 穏やかな時間が流れますように。
星と引き寄せのカウンセラー、宮西でした。
窓の外の街灯は、今夜も静かに灯り続けています。
その灯りのように、あなたの心にも、小さな明かりがともりますように。



